オベルブログ

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カナダに到着


2019年4月 私はカナダのカルガリー空港に降り立ちました。

明日、面接を受ける予定の石鹸屋さんのある街まではバスで向かいました。バスを降りたバス停には仕事を紹介してくれた母の友人が迎えにきてくれていました。

時差ぼけを感じる時間もないまま、カナダに到着した次の日に石鹸屋さんの倉庫の面接を受け、その次の日から働き始めました。それから三日間そこで働いて、別の街に行くことに決めました。これまでの流れをまとめると次のようになります。

1日目:カナダ到着

2日目:面接

3日目〜5日目:仕事

6日目〜8日目:休日(街歩き)

9日目:別の街へ

 

私が最初に行った街は母が10年間住んでいた田舎町です。そこには母の知り合いたちが今でも沢山住んでいて、みんなが私を知っていました。母はその街で私を産み、2歳になる頃に私を連れて日本に帰りました。

私の記憶にいない人たちが、私のことを知っていてその頃の話を聞くのはとても不思議な感じでした。

街は、すぐそこにロッキー山脈が見えて、ぐるっと一周山に囲まれてました。景色は綺麗だったけどそのロッキー山脈に閉じ込められてる気持ちになりました。

「私はいつまでこの街にいないといけないんだろう」そう思ってしまった自分にハッとしました。せっかくカナダに来たのに、気持ちが沈むところにいてはいけない!と思い、この街から車で2時間くらいの少し都会の街に行くことに決めました。

その街にいる母の友人に連絡をしたら、その人が迎えに来てくれてしばらく部屋も貸してくれることになりました。

 

私はカナダに来てあることに気づきました。

母の友達の多さと、その友達みんなが私のことを助けてくれていることです。

カナダに来てみて、「私の母親」としか見ていなかった母の若い頃の姿や友人たちとの関係、ひとりの人間としての姿が初めて見えました。

母の友人たちの私に対する接し方をみて、母が広くみんなに好かれていることを感じました。

学生時代の私から見た母は、

たまに会う友達は学生時代の友達数人だけ、

私の同級生の親たちとは、学校行事や役員になった時だけ挨拶する程度、

何をするにも基本ひとりで、授業参観のときは他のお母さんたちから少し離れたところから私をみてる、ママ友は作らない

そんな印象でした。

そんな、私といるとき以外はひとりのイメージがあった母に、こんなに沢山友達がいたとは、

私は母のほんの一部しか知らないことを知りました。

 

今日はやっとカナダに到着したところまで話が進んだのに、母の話に脱線してしまいました。

明日こそはは都会の街に引っ越します。

 

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石鹸屋さんの倉庫に向かう道から見える景色 朝8時頃